歓喜のフーガ

第九は夜集まって練習している。以前は会場に向かう時明るかったのに、最近暮れるのが早くなってきて、街路樹が何なのか分からなくなってきた。
声楽の先生が指導してくれるが、時に高名な音楽家の特訓もある。芸術家といえば、ストイックな・・と思っていたら、先生は熱のこもった指導の反面、実に面白おかしく、終始お笑いの楽しい特別練習だった。乗せるのが上手い。誉められると、その気になってくる。
おかげで喜びを感じつつ歌えるようになってきた。