2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の日と水溜まり

子どもって雨の日の外遊びが好きだ。そして水溜まりがあると必ず踏んだり、蹴ったり。泥が跳ねて、服は汚れる、靴はぬれる。かたわらの母親は、[どうしてするの]と声を荒げる。 水溜りに足を踏み入れるのはなぜだろう。男の子の方は決まってやる。 どうして…

サ行の女

私の母は他人からよく、“さばさばした人・さばけた人”と言わ れていた。母娘は容姿ばかりでなく性格も似て、私も同じことを 言われることに気づいた。さばさば・・・風通しいい表現かな・・・ 雅号も風が付くし。 上の娘は“さくさくした子”と他人から評され…

花菖蒲の花後

花は色・かたち・咲き方、いろいろあり、後の散り方もさまざま。椿は花が落ちて、桜は見事に散って◇◇◇。花茎の下から咲いていくものの、たまに上から下に咲くものもあったり・・・。 あやめは咲いた後、茎から落ちずにそのまましぼんでいく。まわりをよごさ…

ラベンダーに浸って

飯能市の薬香草園。高台の中腹に広がるハーブ園。 ドアを入るとラベンダーの香りが出迎えてくれる。館内は ハーブに関する講習会、香りのリラクゼーション、パンの 販売、レストラン。生活の木のショップ。パンは好評らし く、焼き上がりを待つほど。園内は…

“ゆい”と“さなぶり”

梅雨入りして雨の中に水田がひろがっている。田植えはどこもだいたい五月中旬くらいで終わったようだ。田植えが済めばさなぶりだが最近聞かない言葉になった。 今のように農業が機械化しない頃は、当然田植えは数日かけて前かがみの姿勢で続ける訳だから、疲…

私の“坊ちゃん”

漱石の坊っちゃんは[親譲りの無鉄砲で−]で始まる。親とは父親を さすのだろうが、父親の自分似の坊ちゃんに対する理解もフォローも あまりみられない。母親にいたっては忌み嫌っているようだ。さらに 兄は母が死んだのは坊ちゃんのせいと非難するにいたって…