2009-01-25 冬はつとめて 清少納言は枕草子で冬は早朝が良いと言っている。春夏秋冬のうち、冬は雪の降りつもった朝なんて、( ̄〜 ̄) 霜柱を踏みしめ、可燃ごみを出しに行くとき、冬の朝がいいなんてとんでもない。清少納言は絶対冷え性じゃあない。そんな気がして、季節観と生活感の格差を思い・・・ そのあと、昼になって暖かくなっていくと「火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし」とむすんでいる。灰を見つめる清少納言さんは、しみじみと、燃え尽き症候群を感じていたに違いない。この時代に凄い。だからこの厳寒の朝なんだ。 古典って、年齢とともに、勝手な解釈をして、けっこう楽しめる。 路傍に菜の花が咲いていて、寒い中、すがすがしくけなげ。